かけはしは給料ファクタリングサイト
かけはしがサイトを閉鎖したことが再チェックで判明した。大阪府警がD-ラインを摘発してからすぐのことである。
現時点でもまだ営業していることは確認されているがいくつか営業について疑問のある業者なので1つ1つ丁寧に調べてみることにする。
◆法人登記されているか？
国が展開している法人番号調査サイトで、商号または名称、および住所から「かけはし」の法人登記を確認した。
するとおどろくことに「株式会社アネックス」「かけはし」でヒットせず、さらに住所においても法人登記の実体は確認できなかった。
つまり、給料ファクタリング「かけはし」が記載している株式会社アネックスとは法人登記されていない可能性があるのだ。
◆貸金業登録をしているか？
当サイトは金融庁と直近の裁判結果を重視している。つまり、給料ファクタリングは貸金業であるという省庁、司法の見解を指示している。
そのため給料ファクタリング業者は貸金業登録番号を取得するべきであるというスタンスを持っている。
そこで以下の情報を基に貸金業登録を調べてみた。
・会社名
・サイト名
・電話番号
・住所
会社名はそもそも登記されていない可能性があるため出てこないことは想定していたのだが、それ以外のサイト名、電話番号、住所どれをとってもこの業者が貸金業登録を行っていることを証明することは出来なかった。
つまり、貸金業登録を取得せずに給料ファクタリングを行っている可能性が高いことが判明している。
給料ファクタリングビジネスは違法性があるため契約書や相手の振込先口座は捨てないでください。
返金の可能性や支払いをする必要がない可能性があるからです。
かけはしの利用者はその契約書もしくは相手と取り交わした契約が無効になる可能性がある。Lineのやりとりでも契約の有効性を確認出来る場合があるので必ず法律のプロに確認してもらうこと。
無料相談できるイーライフ司法書士法人であればその場で確認してもらえるのでためらわずに問合せをしてもらいたい。
かけはしが会社概要で記載している住所近辺の画像
所在地は存在していることが確認されており、複数の法人がこのビルで登記を行っていることが確認出来た。
しかし、かけはしは法人登記が確認できていない「未登記」である、端的に言えば「存在しない株式会社」ということである。
そのような業者が入居出来るのかについてはいささか疑問があるので、内容証明などを送る場合は事前に調べることをお勧めする。
かけはしの手数料は金利として考える
ホームページ上には手数料10%~と記載されているが当サイトで知り得た情報によると平均35%がかけはしの手数料である。
また給料日などをチェックしつつおおよそ7日から10日あたりでこの手数料を提示してきていることも分かってきた。
これは典型的なソフト闇金の手数料に合致してくる。深読みはしないが手数料は金利であること、金利計算が限りなく短期高利業者の利息に近いことはこの業者の母体が何であるかを邪推するに十分であるとも言えるだろう。
提示額；50,000円
手数料；35%(17,500円)
振込額：32,500円
実質元本は32,500円となる。手数料は金利となるため17,500円は金利扱いである。期間を7日であるとした場合の年率は2695％となる、もちろん違法だ。
返済義務が無くなることを意味しますからヤミ金被害相談などで支払い義務の確認をして下さい。
◆業者の言い分は通らない
かけはしのページをみると以下のような記述が確認できました。
１つ１つ指摘すると、給料は債権にならないので給料債権の買取ということは出来ないのです。
また、金融庁と裁判所の判例から給料ファクタリングは貸金業と言われていることから手数料と主張している費用は「利息」と考えられます。
利息であれば利息制限法、出資法の上限を超えた金利の徴収は違法となりますので返済義務が無くなるということになる。
同様に貸金業登録を行っていない貸し付けは不法原因給付金扱いで返還義務が消滅する可能性があることも覚えておいてもらいたい。
かけはしと契約をされている方は
一般的な口コミサイトを確認していると、かけはしが行っているのは闇金行為ではないかという指摘が目につく。
闇金サイトとくに特殊詐欺は会社概要に虚偽の会社情報を載せてくることがある。
住所は存在しているが業者がそこに居ないというケースがほとんどである。
この事を考慮すれば、かけはしは限りなくクロに近いグレーであると言わざるを得ないのかもしれない。
もし法律で闇金と判断されるのであれば、返済義務は無くなり振り込まれたお金の返還も必要無い。
そればかりか、今までに支払ったお金を取り戻す権利もある。
個人がいくら業者に返金要求したところでこうした業者はまず返金交渉には応じてこない。
そこで当サイトでは法律の専門家に依頼することを勧めているのだ。
費用は掛かるが、トータルで考えたときに業者に支払うよりも安い金額で仕上がってくること、すでに支払いをしたお金を取り戻せる場合があることなどメリットがとても大きいのだ。
おそらくは給料ファクタリングの返金交渉で安いと思われる司法書士事務所であり分割や後払いに応じてくれる数少ない事務所を諒子が説明しているので無料相談で返金の可能性を模索してもらいたい。
闇金被害者の相談を受けている先生ならば話を聞いていただけると思うので以前に士業介入したことある方はまず、その先生に尋ねること。
そこで断られてしまったのであれば諒子がリンクをつけた平柳先生に相談してみるとよいだろう。
サイト閉鎖
他の多くの給料ファクタリングサイトと同様、貸金業法違反で摘発されてからすぐにサイト閉鎖している。
業者が廃業しているのかサイト閉鎖だけで既存顧客への取立を継続しているのかについてはまだ情報が寄せられていないため確認中ではあるが、もし業者から現金書留やトバシの銀行口座(株式会社アネックス以外の振込口座)への返済要求が入っても慌てないこと。
貸金業登録を行っていないこの業者には返済義務が発生しない可能性が極めて高いからだ。
契約の正当性を新ためて確認する必要があるので無料の法律相談窓口に連絡をしてもらいたい。
【サイトキャッチ】
【サイト名】かけはし
【会社名】株式会社アネックス
【サイトURL】https://hiunit.co.jp/
【記載住所】福岡市博多区奈良屋町6-34-403
【緯度経度】33.5992594,130.4054921
【貸金業番号】登録ナシ
【電話番号】092-409-9186
【メールアドレス】kakehashi.serviceinfo@gmail.com
【Twitter】
