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ソフト闇金と関わった結末

昨今、またソフト闇金が増加傾向にあり相談が増えてきております。そこで今回は繰り返しにもなりますが違法金融からお金を借りたことで社会生活が180度変わってしまったという実例を交えて改めて闇金、違法組織と関わる恐ろしさについて危険告知してまいります。

・ソフトは犯罪

ソフト闇金という言葉じたいが持つマジックに騙されてしまう被害者があまりにも多いことに驚きます。また業者自体が金融紹介サイトを作り、さも口コミがあったかのような発言を記載して

「ソフト闇金は怖くない」

といった幻想を作り上げていることも被害者が増加傾向にある一端であると言っても過言ではないでしょう。闇金は違法です。それがソフトであってもハードであっても違法であることにいかほどの違いもありません。また犯罪と知っていながら付き合えばその人物は本質的に被害者として扱われることはありません。

日本は法治国家ですから法律に違反する行為にはリスクが発生します。刑務所に収監される、その人物に対して永久的に犯罪履歴がのこり渡航出来ない国が発生したり社会生活に支障が出るなど法律を犯すことは割に合わないことだとわかるような国家なのです。

したがって犯罪という法律が定めた違反行為を知りながら加担すればその人物は犯罪に協力した人物として扱われ自分たちが思っているのとは間逆の回答をされてしまいます。これに違和感を覚えて相談してくる方がおりますがお角違いです。

犯罪を取り締まるのが警察の仕事である以上、警察側からモノを見て考えなければなりません。その際、

「いけないことだとは思っていたが背に腹は代えられないので闇金と分かっていても借りてしまいました」

との発言をどう考えますか?一見すれば言いたいことはわかります、「さぞやつらかったのでしょう。」と同情でもしてもらえると思いますよね。でも警察、司法からすればまったく逆になります。

「法律に反することと知りながら闇金と付き合いました。」

つまりはある種の自白ととらえることができます。もちろん自白ですから罪に問われても文句は言えません、自首に近いスタンスで発言をしたと捉える事ができます。繰り返しますが、知りながら犯罪にかかわった以上、社会的な責任をとるのは当たり前です。法律に例外はありません。



 

・ソフトではない手法

次にソフト闇金自体にスポットを当てます。彼らは貸金業登録番号を取得していません。この時点で貸金業法違反となり法律違反です。出資法で定めている金利をはるかに超えた貸付利率で貸し出しをしている以上、自分たちの身分を明かすことはできません。

従って業者情報を厳しく管理されるような貸金業登録は出来ないという結論になります。

そして、業者は借入れに対して7日から10日という短い期間で回収業務を行います。この短期間でお金を用意出来るのであればそもそも違法組織に借金の無心をせずとも何とかなっているのです。当然ながら返済ができなくなりますから業者も本性を表します。

こうなってはもうソフトでもハードでも無く粛々と取り立てを行うだけです。そこに軽いも重いも無いということです。

手始めに借主に対して上下関係をハッキリさせる話法を使います。それまで下手にでていた業者の意図はここにあります。言葉が汚くなる、声が大きくなる、さも大きな組織が関与していて大変なことになるなど睡眠を妨害するかのような発言をし恐怖感を最大限にあおります。

「返済しなければそれはそれは恐ろしいことが起こるよ」

といった漠然とした不安をあおります。具体的に言わないのは発言を録音されれば脅迫、恐喝罪に問われることを知っているからです。あくまでもオブラートに包んだ漠然とした不安が原則です。

それでも返済が出来なければ、会社です。これは本当にキツイです。会社に電話をかけてきて電話口に出た人物に対して手当たり次第に怒鳴り散らすなどの違法行為を繰り返します。

上司をだせ!社長と話をさせろ!人事につなげ!といった発言が確認されていますがそれ以外にも、電話口に出た人物が女性の場合、名前と連絡先を教えろ、かばいだてするならお前から金を回収する、駅のホームでは出来るだけ注意を払え、組織を甘く見るななどと常軌を逸した発言をしてくるケースも確認できております。

この時点で会社でのアナタの地位はどん底まで落ちます。派遣社員やパートなど立場が弱い方は退職勧告されることもあります。実際にソフト闇金と関わった被害者が会社からクビ宣告されたという報告は無数に届いています。

ある相談者さんは午前中と午後あわせて100本以上の電話が会社にかかりそのすべてがソフト闇金であったため会社の上司からその日のうちにクビを言い渡されてしまいました。

さらにここで止まらないケースも確認できました。

自宅にピザ、そば、中華料理、寿司の宅配、消防車、救急車、葬儀会社が自宅訪問

発注者は被害者自身です。当然、本人が注文したわけではなく業者が名前を騙って注文していますが以前に登録していないようなところを狙って発注しますから手が出せません。さらには深夜に救急車を呼ぶ、消防車を呼ぶなどご近所さんが何だろう?と思うような方法で嫌がらせをするだけではなく、葬儀会社すらも呼びつける場合が確認されました。曰く、本人の名前で葬儀会社に連絡が入り、

「深夜に親族が亡くなったので来てもらいたい。時間は今すぐ頼みたい」

といった連絡が葬儀会社に入ったため担当者が被害者宅まで黒いスーツを着て訪れたと言うことでした。

あなたはこれでもソフト闇金をソフトなどと考えますか?

・犯人扱いそして凍結

業者と付き合った時点ではその人物が被害者として扱われないことはお話をしました。それはなぜか?

ソフト闇金は自分たちを犯罪者だと公言してサイトを作っているからです。したがってそのサイトを見て申込をした人物は相手が犯罪者だと認識した上で相手を儲けさせる協力をしたと言うことになる訳ですね。

犯罪ほう助という犯人を手助けした罪に問われます。

ケースが深刻な場合、身柄拘束等もあり得ますが問題はここで止まりません。さらに深刻になります。

相手が返済用に用意した銀行口座は犯罪により手に入れられた他人名義の口座になります。これも違法です。そして、その口座にお金を振り込んだ人物は前述したように犯罪者が利益を得ることに協力をしたということになり捜査対象になる可能性を否定出来ません。

相手が返済用として使っている口座に対して被害届が入ると警察はその口座を凍結します。被害が拡大することを防ぐことが目的です。その際、適用されるのが犯罪資金移転防止法という法律です。昨今、問題になっているのは銀行口座が凍結された際、その口座に入金していた人物の銀行口座も同時に凍結されている点です。

犯罪者に資金を渡している

という観点からだと思われます。本来の被害者であるはずの人物が犯罪者に協力をしていると思われ銀行口座が止まる訳です。警察主導の銀行口座凍結ですから民間で解除するのはほぼ不可能です。

さらに預金保険機構にリストされた場合は事態はさらに悪化します。犯罪にかかわった自身の口座以外も凍結が始まるからです。その名義人が所有している全ての口座が凍結されるまでこの関連口座の凍結は終わりません。

そしてその名義人は現状、新しく口座を作ることは出来ないのが実情です。

結論からいえばソフト闇金と関わったために自身の銀行口座が凍結され新規の口座も作ることができず社会生活が大変に困難になる可能性があるということです。これは最悪のケースですが決して大げさに書いているつもりはありません。

銀行も犯罪者に加担する人物を被害者とは認識しませんので足並みは警察と合わせてきます。問題になってしまった口座の凍結の解除は非現実的ですが関連して止まってしまった口座については法律事務所を介入させることで若干ではありますが解決の糸口たり得る可能性はあります。

銀行口座の凍結については異議申し立てをすることができます。この仕組みを使ってどうして口座を凍結したのか?ということを論理的に書面にして銀行に連絡をします。それでも100%凍結解除出来ると言うことではなくあくまでも、被害者が弁護士を介入させてきたのでしっかりと対応しなければならない事案になった、というだけです。

ソフト闇金という犯罪グループと付き合うということはこうした社会的な責任や多大なるマイナスのリスクを払うことになりかねないと言うことを改めて認識してください。

そして現在、業者と付き合いをしている方は直ぐにも警察に相談ししかるべき処理をしなければなりません。同時に弁護士事務所など民間の法律事務所に相談をして可及的速やかに問題解決をするためにすべきことは何か?を模索し協議することで問題の終息をはかる努力をしてください。

現在、少ないながらも闇金業者問題に真剣に取り組んでいる法律事務所があります。そのような事務所は無料相談ダイヤルを設置しておりますので無料ダイヤルを最大限に活用してください。

 

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