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【平成の闇金、最新事情3追い込み】

闇金解決相談員です。

やっとここまでたどり着きました。現代闇金史上最悪と言われた手口の登場です。

 

徹底した追い込み

現代闇金の怖さは正にこの一語に集約されていると思います。

それまでも追い込みと呼ばれる催促行為はありました。しかし、それはお金を貸した後についての話であり、お金を貸す前の話ではなかったのです。

しかし2014年あたりから、発想を逆転した手口が登場したのです。

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申し込みキャンセルの登場

これは常識を覆すような手口で、何もしていないにもかかわらず難癖をつけ、徹底した追い込みを本人と本人以外にすることで被害者を言いなりにさせるという手口です。

登場は携帯電話契約詐欺が先か、押し貸し詐欺が先かわかりませんがほぼ同時期に広まったのは事実です。

今の融資希望者さんはネットの普及に伴い、危ないと思ったらすぐに検索をしたり、自分で調べて業者の安全性の確認をする方がほとんどです。

また闇金問題を取り扱ったサイトや実名で告知しているサイトなどが増えたおかげで自分の申込をしたサイトが危険か否かをすぐに判断できる環境が整っているのも追い風と言えます。

これは申込をした後に被害者が闇金だと気づくスピードが早くなり、闇金業者の仕事が難しくなることにつながりました。

業者は宣伝費を払って集客を行っているため、この流れが顕著化してくると売上が下がるだけでなく、赤字の危機になるわけです。

逮捕されるリスクがあるのに、儲かりもしないと言うのでは全く割に合わないと言うことで闇金業界がしょんぼりしてきたのは良いことなのですが、そんな時に登場したのがこの申し込みキャンセルでした。そんな時に生まれたのが申し込みキャンセルという最悪の手法なのです。

「申込客を逃がさなければ金になる」

そのため利用されたのが、裏取りによって知り得た本人以外の連絡先になります。

「本人が嫌がってるならその気にさせて言いなりにさせればいい」

彼らはこの言葉をまさに言葉通りに実行してきたのです。

会社や実家、自宅などへ頻繁に電話をかけるようになり、段階的に嫌がらせの内容をひどくすることで

逃げられないぞ!

という演出効果と、

どこまでやられるんだ・・

という漠然とした不安感を演出してきたのです

これは多大なる効果を上げたと言わざるを得ません。なぜならば、ここ最近の被害相談のベスト2が、

「会社にかかってくる電話をなんとかしてもらいたい」

か、

「会社をクビにすると言われたがなんとかしたい」

だからです。

子供の学校まで電話する闇金

これは本当の話です。嘘でも作り話でもないのです。今の闇金はそうすることで利益が上がるのであれば子供の学校や幼稚園にも電話をかけてくるのです。

ある女性の相談者さんが泣きながら電話をかけてきました。内容は、追い込み電話を止めてもらいたいというものです。詳細を全て書くことはできませんが、内容をまとめると

・闇金に旦那の勤務先を教えた

・住所を教えた

・子供の年齢を教えた

その後、怪しいと思いキャンセルを伝えたところ、逆上した闇金業者は、

「受話器を耳に押しあてて聞いとけ!コラ」

と言って、旦那さんの勤務先へ電話したそうです。そして、

「お前のカミさんが借りた金を返済しないからお前が払え」

とまくし立てたのですが、そのやりとりの一部始終を電話口で聞かされたそうです。

その夜、旦那さんと話をして会社に相談と事実報告をおこないまずは一安心したそうです。

ところが、2日後突然幼稚園の先生から電話があり、

「金貸しだと名乗る人物から幼稚園に電話があり、ママさんがお金をかえさないのに電話にも出ないんで困っている。先生から一言本人に電話にでるように説得をお願いできないか?と言われたんですけど。一体どういうことなんでしょうか?」

と困惑した声で話し始めたとのことでした。

ここで初めて事態が全く好転していなことに気付くことになり、あわてて闇金問題などで検索してでてきた相談サイトに電話で連絡をしたということでした。

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なぜ闇金に幼稚園がわかったのか?

今の闇金業者は若い世代で検索技術に長けており、相談者さんの住所を軸に最寄りの幼稚園、保育園を書き出し、1つ1つ電話をして旦那さんの名前をかたり子供が在籍しているかを調べているのです。

これは子供の学校に限ったことではありません。

勤務先名だけしか教えていないので都合が悪くなったら着信拒否か無視でいいだろうと軽く考えていた相談者さんにも同じことが起こりえました。

本社の電話番号宛てに電話があり、いきなり怒鳴り散らしてきたというのです。本社としてはそれが闇金であると分かった時点で会社対応を迫られることになったそうなのですが、併せて相談者さん自体の進退にまで影響してしまったのです。

闇金は犯罪の可能性が高い行為です。そのようなところを利用しなければならないような事態になることが問題であるという考え方です。これは、この方に限ったことではなく一般的に起っていることで、追い込みの真の狙いなのです。

闇金業者の追い込みは何を狙っているのか?

こうした行為は、日本では限りなく違法行為であると言えます。違法か否かを決定するのは裁判所ですから、限りなくクロという表現を使いますがほぼクロです。

違法になる可能性が高いことは闇金業者も知っているのです。

ではなぜ、リスクを負ってまで会社や学校などへ電話してくるのか?

本人以外の人物に対して嫌がらせ行為を繰り返すことで、最初はかばっていた周りの人物も日が経つにつれ、

 

「なんで自分がこんな目に遭うのか?」

 

という心情になり、原因である相談者さん自身を攻撃するように仕向けてくるのです。

—心情の移り変わり—

闇金が電話してくる

【社員や親族】闇金ごときには負けないでと励ます

闇金が電話して怒鳴る

【社員や親族】しつこいし仕事にならない。

闇金が電話口に出た人間にアタリ散らす

【社員や親族】なんで私がそこまで言われるわけ?そもそも闇金連れてきたのダレ?

被害者に対する風当たりが強くなる

闇金が複数回線で会社に嫌がらせコールをする

【社員や親族】ほんと勘弁してよ!(何とかしろ!責任問題じゃないのかコレ?)

被害者さらに居場所がなくなる

——-

是であるものが非になるとそのダメージは計りしれません。

頼れる存在が頼れなくなった時、人は完全に折れてしまうのです。

周りの冷たい視線に耐えられずに会社を辞めたと言う方の報告も少なくないのです。

闇金業者はこういう心理を巧みに利用してくるのです。

 

そして、ここまで闇金業者が躍起になるにもまた理由があるのです。

闇金の脅しは電話まで

昭和の闇金はオイコラ!と目の前で相手を脅迫していたことはすでに述べました。自宅だろうが会社だろうが関係なく、闇金業者自体が出向いていたのです。

ところが時代が変わり、捕まってしまうリスクが高まった現代では、相手に自分をさらけ出すことができなくなりました。

うっかり家に行こうものならば、こっそり警察を呼ばれ、降参しましたという顔で時間稼ぎし警察の到着を待つと言った演技派な被害者さんも増えてきていることを彼らも知っているのです。彼らのやってきたことを考えれば当然だと思います。

ホイホイ作戦

違法行為をしている相手が玄関先にいる間に、裏でこっそり警察を呼ぶという作戦がお茶の間のニュースの話題になっていることのは皆さんもご存じだと思います。(これは振込め詐欺未然の方が警察に相談した時などに警察からアドバイスされるみたいです。)

 こういう世の中になってきて被害者さんもそのまま泣き寝入りしなくなってきた事を業者は私たちよりも良く知っているのです。

昔のように人前に出ていく事が出来ないので、電話を使うしかないのが今の闇金。電話しか使えないならば一番効率良く相手にダメージを与えるにはどうしたらよいか?と考え抜かれて編み出されたのが申し込みキャンセルの追い込みなのです。

さらに、自分たちの素性を徹底して隠している闇金は1人が捕えれば、そこから芋づる式に犯人逮捕にもっていきたい警察の思いがあるので絶対に捕まることが許されないというリスクもあるようですが、これは確信が持てません。

なぜなら、今の闇金は単体で動いて徹底してつながりが出ないようにしていると思われるからです。

飛ばし電話や銀行口座の受け渡しにはコインロッカーをつかったり、徹底して人物同士が接点を持たないようにするのが現在の犯罪事情だからです。

まとめ

私が言いたいのは現代闇金は非常に見えにくく複雑な背景や回りくどい言い回し、徹底した追い込みなどは何を目的としているのかを良く理解した上で、どう対処すべきなのかを知ることだと言いたいのです。

そのためには、闇金と言う存在を知ることが大切だと思いこの文章を書かせていただきました。

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