ネットだけで営業していると勘違いしてヤミ金に申し込みをしてしまう被害が続出しております。ソフト闇金型と詐欺型が現在の主流なので詳細を記載することで被害を未然に防ぐようにしましょう。大事なことは「ネット専業」の金融サイトは極端に少なくほぼ闇金であると言う事実を理解することです。

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・サイトを持たないメール型

昨今、摘発が厳しくなり警察からサーバ会社等への危険告知が徹底してきた影響で協力する道具屋の数が減ってきました。サーバやドメイン、広告等を管理する悪徳広告代理店の数も減少傾向だと言われております。

そのような中、出来るだけ発覚を遅くするために登場したのが昔からある迷惑メールを主体としたメール型ヤミ金です。これまではサイトを持たないメール型は客層が悪いといわれ敬遠されていましたが昨今ではその状況が変わってきたようです。特に詐欺型が好んでこのタイプに移行しているようです。

考えられる理由として以下が挙げられます。

商品だまし取りを主としているためブラックや未返済常習者でも関係がないので過激な文言で申し込みを取れる。携帯電話を変えれば詐欺はできますし、銀行口座はブラックなどと関係性がないため口座をだまし取り転売するだけなので客層が悪くても売上が上がる。

事実メール型の文章をよく読んでみると文末に、

銀行口座の高価買取もおこなっております。

など詐欺を意とするような文章がもれてしまっております。メール型は情報を極端に隠します。メールはgmailなど匿名性の強いアドレスを使い、配信は配信屋や広告代理店が大量のIP アドレスをリボルビングさせるシステムを使って24時間ばらまき続けます。回線名義人は浮浪者や学生など仕事内容を全くしらない人物にお金を払い自分たちのところまで警察が来ないような方法をとっています。

文中に書かれている携帯電話はトバシと呼ばれる電話で他人名義の電話端末を数多くそろえる道具屋が提供しています。自分たちが名義人となり警察の捜査に対しては、知らなかったの一点張りで逃げます。

メール文章なども子供が書いたような拙い原稿でおよそ教養レベルがあるとは言えません。サービス業とは人間を相手にする商売ですから最低限のマナー、エチケット、教養(学歴ではなく敬語や話し方といった礼儀礼節)が必要とされます。他と比較して態度が良くなかったり、話し方がおかしいお店は自然淘汰されてしまいます。それが商売の基本だからです。特に日本では購買者が販売者よりも強くなる傾向があるためこうしたサービスノウハウが高度なのです。

サービス業はいかにお客様に嫌われないようにするか、気にいってサービスを受けてもらえるかを磨いてきました。敬語や読みやすい文章の作成、フリーダイヤルの連絡先などはまさにそうした努力の結晶なのです。

しかし違法組織はことなります。ライバルが存在しないためなんでもアリであると言えます。昨今ではその低年齢化が指摘されておりますが18歳未満や学生であれば少年法の適用により罪が軽くなるため犯罪者として使いやすいといったことがあるのかもしれません。

管理運営している本体はそこまで若い人間はいないと思いますがフロント、つまり電話をかけて客をだます掛け子や名義を売ってアルバイトと勘違いしている名義屋、商品を受け取りに行ったりお金を改修する受け子などが低年齢化しています。いずれも警察が一番気をつけているところですから捕まる可能性が高いポジションです。

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・ソフト闇金型

自らを闇金と名乗る犯罪サイト。違法行為を公言している以上、人前にその姿をだすことはできませんのでおのずとネット専業になります。現在、電話番号すらも開示しない「LINE型」が急増しておりますので気を付けてください。

申し込み後にライン交換の依頼が届きその後も免許証のコピーや緊急連絡先のアドレスなどすべてラインを通して行ってくるのですが匿名性が強く、端末を変更してもやり取りができるなど犯罪者にとってはトバシの携帯電話を使うよりもお手軽なので流行っているのだと思われます。

ライン型の場合、警察に相談をしても詳しい情報はラインIDしかないため情報に乏しく説得力に欠ける相談しか出来ませんが反面、やり取りを全て記録しているため証拠として使える可能性もあります。

闇金と公言している以上、「知りませんでした」という言い訳が通用しないため警察に相談してもお説教されてしまうこともありますし、真剣に話を聞いてもらえないといった可能性も十分に理解して下さい。

悪いことをしたのであればその責任は謝っても消えないのです。

犯罪者と知っていながら関係を持ったのであればそれはあなた自身にも責任が発生しているのです。警察が怒るのは認識の甘さに対してなのです。その人物を否定しているわけではなく、ワキがあますぎること、知識がないことについて怒っているのです。

詐欺は今後も進化し続けることが容易に想像出来ます。世の中は悪事の進化に合わせて驚くほどの適応力を持っています。そしてそれは必ずしも犯罪者だけに向けられているものではなくなってきているのです。

情報弱者

そのこと自体が「罪」という考え方すらも一般的になり始めているのです。

・過激な言葉

申し込みをする前にネットキャッシングサイトがヤミ金か否かを判断する重要なポイントが「表現方法」です。多くのキャッシングサイトは過激な文言を使うことをNGとしております。実際には貸付できないにも関わらず、ブラック、債務整理中OKなどとうたえば事実無根になるわけでその行為は誇大表現として問題視される可能性がある訳です。

特に債務整理以降のキャッシング業界は何かにつけて目をつけられてしまいますからこのあたりのコンプライアンスについて非常にピリピリしているわけです。そのような中、過激な文言でユーザーを引き付けるサイトがいくつか存在します。そのようなサイトはほぼすべてがヤミ金サイトへ誘導していることが確認できました。

当サイトでも金融紹介サイトで闇金を紹介しているサイトについて危険告知を行っておりますがそれでも新しいサイトが次々に登場しているのが実情です。そのため全てを追いかけることはできておりません。

ただ、全てを負わなくても闇金を紹介しているサイトについてはある規則性が確認出来ましたので事前に危険を判断することができます。

◆危険なサイトを見分ける文言◆

ブラックOK
債務整理OK
自己破産者OK
完全無料
審査が甘い
無審査
限定●●名様だけ
全力融資宣言
ブラックリスト
最短●分振込

これだけに限るわけではありませんがキャッシングサイトで審査が無かったり審査が甘い等ということは無く、限定など人数制限するようなことも通例ではありません。さらに最短5分など明らかに過剰な文言においても現実性がありませんのでやはり闇金もしくは闇金紹介サイトと認識して問題ありません。

またブラック、ブラックリスト、信用情報機関、CICなど専門用語や業界用語のような言葉を使っているサイトも危険であると認識して問題ありません。一般的な消費者金融はその存在を知ってはいても申込者にたいして業界用語を使うことはありません。

過激なことばを使っている、そのことだけでも危険を察知することはできます。

申込前に闇金サイトを判断することが出来るポイントをまとめた記事をアップいたしました。【保存版】申込前にわかる闇金サイトの見分け方より確認出来ますので保存版としてブックマークしておいてください。

・対価はありえない

最後にこの点について改めてになりますがご説明します。この事を知っているだけで闇金被害は未然に防ぐことができます。

犯罪業者の典型的な発言として、何かをすれば融資する、というのが挙げられます。例えば携帯電話を買って指定の場所に送れば融資する、銀行の口座を確認するのでこれから指示する住所におくれば融資する、保証料金を振り込めば融資する、といった具合です。

キャッシングとはお金を貸してその貸した時間に対して金利というサービス料金をもらう商売です。何かをすれば融資するという商品ではありません。貸せるか貸せないかはその方の持っているクレジットスコアに依存します。それまでに未払いを繰り返していればどこの会社もその方に融資することはありません。

そしてそのような方が携帯電話を買おうが、銀行口座を送ろうが過去に、未払いをおこした事実、は消えることは無く融資判断の対象になることは無いのです。消費者金融は携帯電話の販売会社ではなく、銀行の子会社でも無いのです。

何かをしてもらえれば融資する

とすることで融資前にお金や商品をだまし取ることが出来るのです。つまりは全て詐欺を行うための説明であると判断できるわけです。一般的な消費者金融は何かに対して融資をするということは絶対にありません。

従って、担当者なる人物から「先にそっちが何かをすれば融資する」といった具合の発言があったのであればその時点で闇金と判断して間違いはありません。

またそのことを業者に確認する必要もありません。相手は犯罪行為を理解して行っていますから正義の味方になって悪事を問いただすような真似をする必要は全くありません。

まずは自分が被害に遭わないようにしっかりと身を守ることが大切なのです。相手がヤミ金と分かってもそのことを指摘するのではなく、すぐに警察に被害相談をすることが大切なのです。

 

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