給付金10万円を狙う違法詐欺集団

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記事は2020年4月17日に書かれている。
昨日、麻生財務相が国民1人に10万円を支給する決定をした。自己申告制ではあるがその金額は以前の12,000円とはケタが違う、詐欺組織が狙い撃つには十分な金額だ。

安部政権が給付金を支払うことについては歓迎である。

しかし、1人当たり10万円の現金を狙って闇組織が虎視眈々と策を練っていることに警鐘を鳴らしておきたい。

まだ給付が始まっていない現在、この記事は給付金詐欺が起こる危険性を予測したものである。

かつてないほどのお金が国民に大量投下されることを受け、さまざまな分野の悪質業者が一斉に給付金目当てに行動を起こしてくることは想像に難くない。

過去の詐欺から給付金詐欺に転用できるであろうと思われる手口を公開することで予防となれば良いと思っている。

17日の総理の発表から給付金の支給は郵送とオンラインを計画しているということである。

それぞれの詐欺グループは自分たちの得意な手口で給付金を騙し取ろうとしてくだろう。

給付金10万円

当サイトはコロナウイルスが深刻化した3月中旬よりコロナを使った闇金の悪辣な手口をいち早く情報収集し公開してきた。

ソフト闇金がコロナウイルスを持ちだして強烈な脅迫をしていることをブログで公開し、ツイッターを使って拡散等も行っている。

コロナウイルスを使った取り立ての手口(コロナ脅迫/コロナ取り立て)についてはこちらから詳細を確認できる。

ソフト闇金被害も深刻なので継続して注意喚起しているが昨日、政府が給付金の支給を決めたことで特殊詐欺グループの周辺が慌ただしくなっているらしい。

闇金の市場規模が100億と言われているが給付金の総額は12兆円である。それこそ桁違いである。

それを詐欺グループが見逃すはずもない。

今の段階ではまだ明確な手口、被害は確認されていない。

この時期に過去の詐欺、闇金の手口を再公開することで予防に役立てることはできる。

知識があれば詐欺には騙されない❗️との思いから急遽、この記事を書き起こした。

老婆心だとおもって少しだけ時間を使って知識を蓄えてもらいたい。そして可能ならば年配の方にも共有してもらいたい。

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還付金詐欺のグループが狙うターゲット

年配を狙った還付金詐欺の手口をつかって給付金をだまし取ってきた詐欺グループは還付金詐欺と同じ手口を使ってくるだろう。

ターゲットは年配、老人である。カモリストベースなので固定電話にかかっていると思われる。

コロナウイルスで外出しないことを良いことに、掛け子総出で電話してくる可能性があるので、落ち着くまでは電話に出ないという選択肢も考慮してもらいたい。

給付金をだまし取る還付金詐欺の手口

電話がかかる

固定電話メインだがスマホもありえる。
公務員を名乗り「給付金が支給されることになったので手続きをしてください」などと切り出してくる。
財務省、税務署、年金事務所、自治体などの名前を使うことが予想される。

「書類を送ったが返信が頂けなかったので電話でご連絡しました。」など、いかにもなトークを紛れ込ませるだろう。

ATMで給付金の手続きをさせる

銀行のATMに行って手続きをしてほしいと言ってくる。ATMについたら電話するように指示してくる。

電話すると今すぐ手続きをしなければ還付金が受け取れない可能性があるなどと慌てさせた後、振込ボタンを押してトバシ口座に振り込みをさせる。

個人番号、認識番号、取扱い番号といった言葉を使って振り込みの金額をお金としてではなく認識コードのような錯覚をさせ振り込ませるのがこの詐欺の特徴。

この詐欺集団は給付金だけではなく預金を根こそぎ奪いにくるだろう。

給付金詐欺については詐欺トークの内容が変わるかもしれないが基本はATMに行かせてくる。

郵送された現金をATMに入金し受け取りを確認するなどの理由をつけて外へ連れ出そうとするだろう。

還付金型詐欺に騙されないために

省庁が電話で個人宅、個人に直接、給付金について電話してくることは絶対にないので省庁の名前を出した時点で詐欺と疑ってよい。

自治体の場合は、担当者名、電話番号を聞き出すこと。そして、その場で結論をださないこと。

電話口の人物の敬語がおかしかったり、疑ったような受け答えをしたときに感情的になったりする場合も詐欺を疑うこと。また、

「だったら」「なら」「じゃあ」「受け取れなくてもいいんですね?」

といった逆説的な言葉や、挑発するような言葉を使っている場合も詐欺を疑うこと。

通常のサービスでは相手のアゲアシをとらえて反論するような話し方はしないし、質問に質問をぶつけることはマナー上しないからだ。

そして一番大事なことは、

一人で行動しないこと。

必ず家族、友人に確認をすること。これを忘れないでもらいたい。

振り込め詐欺グループが狙うターゲット

特殊詐欺の1つで受け子と呼ばれる自宅にきて商品や現金を受け取りに来るタイプの闇組織である。

現金だけを奪っていく場合と、銀行のキャッシュカードごと奪っていく場合があるが給付金詐欺ではキャッシュカードを奪っていくタイプが主流になると思われる。

ターゲットは還付金と同様に年配、老人になるため固定電話リスト、過去のカモリストからの電話で被害が拡大する恐れがある。

給付金をだまし取る振り込め詐欺の手口

電話がかかる

固定電話や携帯電話に金融庁、財務省、銀行、警察官などを装って電話してくる。

「政府が国民に給付金10万円を支給するにあたり、本人確認としてアナタの銀行口座を確認させていただくことになっている。職員がご自宅にお伺いするのでキャッシュカードをご用て待っていてください。」

などと荒唐無稽な話をするだろう。

知っていればなんてことはないが、免疫がないと相手を信じさせてしまうだけの演技力を持っているので注意が必要だ。

自宅に職員を名乗る人物が来る

あらかじめ電話してアポイントを取り、当日もしくは後日に職員を名乗る人物が自宅にやってくる。

給付金をだまし取るために考えられるであろういくつかのパターンがあるので書いておく。

1. キャッシュカードを渡して暗証番号を聞き出し預かり、確認が取れたらお戻しします、といってカードを持ち去っていく。

2. 新しいキャッシュカードと引き換えになる、と言って封筒に入った別のカードと交換する。その際、念のためなどと言って暗証番号を聞く。渡された封筒の中身はポイントカードなど。

3. 郵送された現金の受け取り確認をするため一時的に銀行口座に入金する必要がある、などといってカードと現金を受け取りに来る。

自宅訪問型の詐欺に騙されないために

財務省や金融庁が個別に電話してくることは無いので電話がかかってきて省庁を名乗った時点で詐欺と断定して良い。

警察官や銀行員を名乗った場合は、担当者名、連絡先電話番号を必ず聞く、その場で何を言われても絶対に即答しないこと。

かけ子とよばれる詐欺電話の担当者は敬語がおかしかったり感情的になったりする。また必ず自分たちを上に見せようとするので反論してくる傾向がある。そこで、

敬語がおかしい、反論してくるなど明らかにおかしいと感じたら相手が話をしていたとしてもその場で電話を切ること。

そしてすぐに家族、友達に電話して確認すること。

詐欺に騙されない一番の自衛方法は、

一人で結論を出さない。

これに尽きるのです。

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闇金/特殊詐欺が狙うターゲット

ソフト闇金はこの機を狙って返済出来なくなった被害者をターゲットにお金の回収に動くいてくる可能性がある。

また、闇金に似せたキャッシングサイトやツイッターを使って集客を行っている特殊詐欺のグループも給付金詐欺にのりこんでくるだろう。

ソフト闇金のターゲットは若者、独り暮らし、女性とくに専業主婦や水商売、風俗業さらには飲食店勤務、パート、アルバイトである。

特殊詐欺は10年ほど前に全盛だった保証金詐欺をベースにした給付金詐欺が登場すると思われる。

個人事業主、飲食店経営者などをターゲットに10万円をだまし取るために500万、1000万円といった大型融資がかんたんに出来るかのような騙しをうってくることが予想できる。

給付金をだまし取るソフト闇金の手口

これまで返済ができなくなっている被害者に対して片っ端から連絡を取り、給付金の自己申請をして金を返せ、と脅しをかけくることが予想される。

また返済中の被害者には理由をつけて返済金を多くするようなトークをしてくるだろう。

郵送による現金受け取りをした被害者にはゆうパックで指示した住所に送らせたり、個人の飛ばし口座に振り込むように指示するだろう。

しかし、昨今のソフト闇金はLinePayを使った決済もしているため、LinePayのアカウントを作らせてオンライン決済で金銭の支払いを強要するグループも出てくることは容易に想像できる。

給付金をだまし取る特殊詐欺の手口

こちらは保証金詐欺をベースにした手口の登場を想定している。

電話またはメールで連絡

おまとめ融資、一本化など高額融資を希望するようなサイトを作り網を張り、申し込みしてきた被害者には100万円単位の融資がかんたんにもらえるかのようなトークで仕掛けをしてくる。

しかしその実体は昔からある保証金詐欺の手口そのままで手にした給付金を丸ごとだまし取るだけである。

「給付金の自己申請はおわりましたか?いまコロナに負けないキャンペーンで給付金を受け取られた方であればそれを担保に500万円まで即日融資可能です。」

または、

「アナタはブラックで本来ならその金額の貸し付けは出来ないが給付金をもらえるのであれば信用に足りると言ってくれた方が保証人になってくれる。その方に謝礼金を支払えばこちらで融資できる。」

どちらも保証金詐欺の典型だが莫大な被害を生み出したほどに練られたトークマニュアルがあるので給金詐欺にそのまま応用できる。

給付金が支給されたら振り込みを要求

給付金を受け取ったら電話をかけさせ保証金や保証人への謝礼などでお金を振り込ませてくる。

振り込みしたらそれ以降、連絡が取れなくなる、もちろん振込などされる訳もない。

電話をかけても担当者不在、確認中だから待ってて欲しいと先延ばしする言い訳をするならまだマシで、一定期間を経過したら携帯電話がつながらなくなり逃げる。

闇金に騙されないために

・ソフト闇金の被害対応

ソフト闇金はそれまで未納になっていた被害者へ片っ端から電話で脅迫することが考えられるので通話を録音する、警察へ相談するなど一般的な闇金対処の方法を実行してもらいたい。

一番の対応方法は未登録の電話に出ないことだ

またお金を払わなければ勤務先や緊急連絡先へ脅迫、恐喝電話をかける荒っぽい闇金も出てくるだろう。

自分以外に電話がかかったらすぐに弁護士、司法書士など闇金被害者向けに無料の相談を行っている事務所にコンタクトを取ってもらいたい。

給付金詐欺は政府も目を光らせており、特殊詐欺は警察にとって重点犯罪の1つなので現時点でも警戒感を強めている。

トバシの銀行口座に返済すればあっという間にアナタの銀行口座も凍結される可能性がある。

もし、ソフト闇金が取り立てを激化させてきても慌てず、警察への相談、法律・法務事務所といった専門家への相談と出来ることを粛々と行ってもらいたい。

・保証金詐欺への対応

おまとめ融資、事業者融資など大型融資をネタに保証金、保証人への謝礼などと言って至急された給付金10万円をだまし取ってくる。

事業者は辛い日が続き、甘い話にすがりたくなるだろう。

しかし、経済が冷え切ったこの時に、おまとめ融資などが通るはずがないことを理解してもらいたい。そして、

根本的に保証金などは先払いすることは無い。

入金が確認できたら振り込みをする、等の発言をした時点で闇金と断定してよい。

また保証人を金融会社が用意することなどもあり得ないので話を信用しないこと。

相手が執拗に迫ってくるならば、担当者に貸金業登録番号、固定電話番号、住所を訊いてもらいたい。

その上で以下の金融庁が提供している貸金業登録番号確認サイトで検索をかけること。
聞き出した情報の1つでも異なっていれば闇金、無登録金融と断定してよい。

良くあるのは貸金業登録番号と住所、会社名は一致していても電話番号が違うケースだ。
書かれている電話番号と異なった時点で別業者と断定できる。

必ず貸金業番号を訊き、調べること。

登録貸金業者情報検索入力ページ

以下のような画面がでたのであれば闇金である。
登録貸金業者情報検索入力ページ

国民生活センターに連絡する

警察や法律事務所に連絡することにためらいがある方もいると思う。

その場合は国民生活センターに連絡してアナタが経験したことを話してほしい。
その場で担当者が詐欺か否かを判断してくれる。

国民生活センターは日本で一番、悪質商法にかんする情報を持っている政府系の独立行政法人である。リンクを貼りつけておくのでおかしいと感じたらすぐに電話すること。

国民生活センター

給付金に関する怪しい連絡について口コミを投稿してください

早ければ5月の末くらいに給付金が手元に届くと言われている。

今、頭の良い詐欺グループはマニュアルをしっかり作り込み、ロールプレイングで成功率を上げるための試行錯誤を繰り返していることが予想される。

練りに練られた詐欺トークは知識のない素人や年配者を騙すだけの破壊力をもっている。

悪徳業者に負けないように我々も知識武装しなければならない。

そのためには情報を共有することが一番だろう。

年月が経過して、ここで書いた記事の予想がすべてハズレ、給付金詐欺などなかったと言えればそれでよいと思っている。

皆さんにお願いです。

おかしな電話やメールを体験したならばその内容を投稿してください!

被害者を生み出さないためにすべき事は情報を共有することなのです!!

給付金詐欺が大流行する

最後に、

当サイトがカテゴリー記事として書いている「闇金取り立て・手口」に使われているアイキャッチに不快感を得る画像を使っているのには理由がある。
ダークヒーロ―を主人公とした漫画やテレビ、アニメにより違法行為を行う人物がヒーローのように書かれ悪人、詐欺師でも根はいい人なんだ、などとイメージを持たれることに懸念を持っているからだ。

もちろん聡明なみなさまであれば現実と虚構の区別がついていることは理解している。
しかし、詐欺業者が口説きトークで使う「言葉」の持つイメージが時として判断を狂わせることがあることを当サイトは身をもって知っている。

どこまで行っても犯罪者と被害者は仲良くなることはできない。

犯罪者と被害者は貰う者と払わされる者の関係でしかないのである。

お金が絞り取れなくなるその時まで犯罪者は優しくもすれば、耳を覆うような恐ろしい言葉で恐喝することもする。

たとえ解決しても、

「円満解決」などあり得ないのである。

解決してさえも、不快感は残るのである。

またいつか脅迫をするのではないか?

そんなストレスを持ち続けるような終わりしかないのだ。

それは、犯罪者の習性と言っても良い。

盗れるヤツから徹底的に盗る

が染み込んでいるのだ。

そんな人種とどうすれば分かり合えると言うのだ?

だからあえて不快な画像を選択することで記事内容が頭の中に違和感として残るようなページにしているのである。