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【平成の闇金、最新事情1押し貸し詐欺の出現】

闇金解決相談員です。貸します詐欺が振込め詐欺の分派となったことで闇金グループは一時期数が減ります。

しかしまた増えてきたのです。

それはなぜか?

闇金手口の1つ、押し貸し詐欺の出現

 融資保証詐欺から派生したと思われるこの手口は2015年の現在も猛威をふるっており大変に悪質であると言えます。

それまでの闇金、貸金業の根底を覆すような斬新なやり方は多くの被害者を生みだすことになりました。

私見ですが、この詐欺の出現には他の詐欺ジャンルのグループの関与があったのではないかと思うのです。商品を勝手に個人宅に送りつけて難癖をつけて支払いを要求すると言う「商品送りつけ詐欺」とでもいうべき手口があるのですが、そのグループが商品の代わりにお金を振り込むというアイデアを生み出したのではないかと思っているのです。

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押し貸しの手口は下記を参照頂ければと思いますが、この詐欺の出現に合わせて闇金業界全体の仕組みが変わっていく事になるのでここではその点について詳しく書いていこうと思います。

徹底した身の隠し方

この手法ができてそれまでの闇金グループの活動方法が一変しました。

まず、彼らは事務所を持たなくなりました。それまでは事務所名義や固定電話の名義はグループの人間や関係者を使っていたのですが、全く関係ない第三者を使うようになってきたのです。

事務所に至っては、決まった場所がなく点々としていることもあるようです。

被害者相談で背景が見えてきたのですが、明らかに外や、公園であったり、別のビジネスをしている事務所の一角であるかのように周りの音楽がうるさかったりすることがあるそうなのです。

さらに、同じ人物なのに毎回、電話の後ろの雰囲気が異なっていることが事務所を転々としていると判断する所以です。

次に電話番号ですが、携帯電話や非通知で連絡をしてくることが多くなったのです。それまではサイト上では一般の消費者金融と同じように見せる事が大切であると思われていたのかフリーダイヤルや固定電話の番号表記で連絡がきておりました。

しかし、この頃からサイト上に電話番号を記載しなかったり、携帯電話で連絡してくることが多くなってきたのです。闇金融が使っている携帯電話はトバシといわれる名義人が自分たちではない電話を使っているため、闇金業者の特定を妨げて捕まるリスクを回避することが目的であると言えます。

電話については固定電話でも安心ではないようです。

電話屋と呼ばれる固定電話の回線を大量に所有し、転送電話にして通常よりも高値で販売する業者の存在が確認されてきました。

リスクを承知で貸していると考えられますが、おそらくは電話屋自体は知らなかったと言うことで警察の追及をかわしているのではないでしょうか。固定電話の契約者はレンタル電話会社であり、警察からの捜査に対しても、「販売先がそんな行為をしているなんて思いもしなかった」と言えば警察としても考えなければならないのだと思われます。

但し、最近では電話屋が逮捕されるケースもでてきました。

転送電話とは、たとえば03番号にかけているとおもっても実際は、携帯電話に転送されている状態で、その携帯電話がトバシ電話であれば、業者の特定はかなり難しくなります。

さらに、逆転送と呼ばれる、携帯電話から電話をすると03発信になる電話もレンタルされていると言われております。本来は事務所を持たない個人事業主などが携帯電話だと信用性が無いので、逆転送サービスを利用して安心してサービスを使ってもらうことを意図したものだと思われますが、違法行為をして良いと言うことではないのです。

最後は銀行口座です。押し貸し詐欺は振込んだお金に対してどれだけ搾り取るかが闇金側の腕の見せどころになります。

この時、どうしても返済用の口座が必要になりますが、押し貸し詐欺ではほぼ100%の業者が個人名義の口座に振込めと指示してきます。

この口座は他人名義の口座を買い取ったり、口座が使用できるか確認したいなどと甘言を弄して自分たちで調達しているようです。

 これを飛ばし口座と呼ぶそうです。

※口座は本人以外の使用が認められていない商品になりますので、これを破ってしまうと口座の名義人である被害者さん自体が罪に問われる可能性すらあるのです。

 こうした徹底した身の隠し方を行い、さらに現場には新しい手法が芽吹いてきていました。

闇金の新手口、受付部署を作った九州型

数年前から押し貸し詐欺で取りれられたやり方で、

受付方式

と呼ばれているものがあります。

九州に端を発したやり方だとも言われており、九州型とも言われるらしいですが由来は分かりません。

言えるのは、現在の押し貸しの多くはこの受付方式を採用しているということです。

 

これは、申込をすると最初に電話がかかってきて仮審査をするために必要だと言って、勤務先や家族構成、自宅、実家の電話番号を緊急連絡先と言って聞き出す電話がかかってくるタイプのやり方です。

安心感を演出するため、最近では女性が電話してくることが多いようです。被害者さんの話をまとめてみると、受付方式のカラクリが透けて見えてきました。背景には2つの仕組みがあるようです。

まず、受付と呼ばれる部署が宣伝したサイトに申込みをした顧客情報を一括で管理します。

そこで、「仮審査をするため」と言う名目で記載されたインターネットの申込情報に加えて、勤務先や実家など聞き出す作業をします。

これは、

身内聞き出し、裏取り

などと言われるようです。後述する携帯電話契約詐欺と異なり、裏取りは複数の連絡先を聞き出すことが特徴であると言えます。

そうやって1人の個人情報に本人の勤務先や住所、家族の電話番号など本人以外の連絡先が付け加えられた1枚のリストが出来上がります。

このリストを個人闇金に販売しているようなのです。

この方式の場合、担当と呼ばれる人物から携帯電話で連絡がかかることが多く、

「融資を担当させていただく●●です。仮審査が通りましたのでご連絡いたしました。」

などと電話してきてい実際に何をすればよいかなど具体的な指示をしてきます。

わかりやすく説明すると、押し貸し詐欺の構図はこうなります。

被害者

↓ 申込

闇金サイト

受付部署が情報を受け取る

被害者へ情報の補足電話をかける

完全なるリストが完成

個人闇金090金融へ販売

個人闇金が担当者を名乗って電話

押し貸し

そして、現代型の闇金の一番の問題である本人以外への徹底した取立電話へとつながっていくのです。この徹底した嫌がらせについては次回のブログで書いていきます。

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