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【平成の闇金、ハウス業者】

闇金解決相談員です。今回はハウス業者についてです。

ハウス業者はなぜでてきたの?

私はハウス業者が闇金の実質的な管理者であると思っております。

彼らは初期の雑誌やティッシュ配布を中心とした広告をおこなっていた世代で第一世代とか第二世代と呼ばれ、今では50代後半になっている人たちが中心であると言われております。

 

こうした世代で頭の良い人たちは、かなり早い段階で組織作りを行っておりました。

まず、彼ら自体が現場と呼ばれる闇金の事務所に出入りしなくなり、ナンバー2と呼ばれる現場を取り仕切れるような古株を店長にして現場を任せます。

店長制度の導入

売上報告などは時間単位のところもあったりとかなり厳しく統制されていたようです。

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次に、現場を複数つくって1現場当たりの人数を多くしないように複雑化させます。

これは闇金に対して警察の取り締まりが厳しくなることを想定した対応で違法スレスレや違法と認識した商売をする場合、こうしたやり方をするのが闇の世界の常套手段のようです。

 現場の分散化

 

自分の存在が現場に無い状態を作りあげるといよいよハウス業者の登場です。

まず、宣伝するためのサイトを作ってくれるウェブサイト制作会社にサイトの発注をします。この時に手数料を上乗せして利益としますがこれ自体は仲介手数料ですから企業として問題に無いという考え方です。

 

出来上がったサイトを広告代理店に連絡して人が入るように宣伝してもらいます。この際も広告仲介手数料を取りますが、やはり仲介手数料ですから企業として問題ないという考え方です。

 

どの広告が当たり広告なのかがわからない場合は、それぞれの現場に別々の広告を仲介することで細かなデータを採取し、どうやって宣伝すれば人が入るか、どういう宣伝方法であればお金になる申込者がくるのかといったこまかな作業をするのがハウス業者です。

 

こうしたハウス業者が出てきたことで闇金業界は複雑化していくことになり、問題が表面化しずらくなったことが挙げられます。

また徐々に浸透してきてきたアフィリエイト広告なる宣伝技法をうまく取り入れたことにより宣伝効果は爆発しました。

 

しかし、それは同時に、

 

より多くの被害者を生みだす

 

ことでもあるです。

 

さて結論として、なぜハウス業者ができたのか?ということですが、私自身はこう考えております。

 

逮捕されるリスクの軽減

 

すべてはそこに集約されるのではないかと思っております。

先ほども書きましたが、広告やサイトの仲介手数料をもらって仕事をするという行為は法律に違反していないだろう!という理屈です。現実問題としては片棒を担いでるわけですからそんなに簡単な話ではないと思いますが、それでも理屈としては通りそうです。

人並み以上のお金を稼ぎ出したので、お金については執着はしていないが引退するには早すぎるが逮捕されるリスクは減らしたいといった年齢の方々が考え出し、こういう動きになったのだろうと予測します。

 

今もハウス業者はあるの?

ハウスを面と向かって名乗る会社は1つも無いと思われます。しかし、それに近い業態の会社は存在しているのではないでしょうか。

今の闇金は第3世代とも第4世代とも言われているらしいのですが、どこが区切りなのかはまったくわかりませんし、構成なども複雑化してパターンが読みづらくなっております。

 

なぜか?

それは、当時猛威をふるっていたオレオレ詐欺(後の、振込め詐欺)と併せて闇金の新手法である融資保証詐欺が登場し、警察が保証金詐欺を振込め詐欺の分派として認識したことに関係があると言えるでしょう。

この変化はいまの最新型の闇金に通じる最新系だと思われます。

 次回はこの変化について書きたいと思います。