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小額振込は融資ではなく詐欺

悪事とファッションは繰り返すと言われますが闇金手口においてもそのことはあてはまるようです。過去に登場した手口がここにきて復活傾向にあるようです。

手口が復活した上に社会情勢が過去と代わってきているため被害者が受ける被害の深刻さはさらに大きくなってしまっているので今回は改めて危険告知をしてまいりたいと思います。

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・小額振込と週刊返済は詐欺

先に結論から申し上げるならばこれは融資ではなく「押し貸し詐欺」という振り込め詐欺の分派です。従って高利貸とは一線を画している詐欺であることを知らなければなりません。業者が提案してくる内容を把握して詐欺であることをいち早く察知出来るよう少し細かく説明をしたいと思います。

→手数料先引きで3万円以下の振込

いち早く詐欺を知るにはこれだけ覚えておいてください。相手が希望融資額とことなり3万円以下の融資を持ちかけてきている場合は気をつけることです。そしてそれに付随して実際の振込額が話を食い違っている点が重なるとこの時点で違法性が強いと判断して問題ありません。

高利貸も特殊詐欺である押し貸しも振り込む前に発言した金額と実際に振り込まれる額に著しいかい離があります。例えば、

「2万円に対して1週間後に2万円を返済してください。それで信用が作れます」

業者がこのような発言をしてきたが実際には1万円しか振り込まれていないので確かめると、

「手数料を引かせてもらった残金を振り込んでます。」

このように言いなおしをする業者は違法性が高いと考えてください。日本の貸金業に限らずほぼ世界中全てのまっとうな金融業界では利息を先引きにすることはありません。金利で商いをする業種ですから元本を先に減らしてしまったら利息計算が成り立たないからです。

アメリカにも闇金のような業者が存在します。そのようなブラックな存在は利息を先引きにしているようですが日本でも同じです。利息を先引きにするのは信用性がない人物ばかりが集まっている特殊な環境下において貸す側がマイナスをこうむらないようにするための知恵だと思いますがそれを逆に利用するのが今回の意図です。

どのような理由をつけたとしても日本では貸金業登録を行わずに貸金業のまねごとをすれば違法です。そして闇金のように見せかけて商品をだまし取る行為も違法です。違法業者の発言には正当性があるように感じても法律的な見地から考えれば何1つ信じるに足ることはありません。

幸いにも手数料など経費を先引きして振り込む合法的な企業が1社も無い日本では利息、手数料、保証料、預託金、感謝料、どのような言葉を使っても振り込まれてくる額と発言している額が異なればその時点で違法金融と判断できます。もはや法則と呼んでもよいかもしれません。

→1週間or10日返済について

次に押し詐欺と高利貸、ソフトヤミ金が行っている週刊返済についてです。昭和の時代では週刊返済や毎日返済などを商いとしていたまっとうな金融業者(とはいえ利息制限法を超えた貸付なのでいまは法律に抵触、そしてこの手の業者は昔から荒くたい)も少ないながらも存在しておりました。

しかし現在では地場で展開している貸金業者でも週刊返済をしているところはほとんどありません。そこでこれも危険なサイト、業者であることを判断するよい材料になるのです。

ソフトヤミ金と呼ばれる高利貸業者においては1週間もしくは10日で返済をさせるのが一般的です。彼らは自分たちがヤミ金であることを自ら語ることで被害者に意識を植え付け返済率をアップさせるという知恵の働くやり方をしています。

そして押し貸し詐欺も同様に翌日~10日間という返済期間が一般的です。押し貸し詐欺は小額の振り込みを融資という言葉ではなく「信用作り」「返済履歴作り」とすることで闇金と分かりにくくしています。そして押し貸し詐欺はその名の通り詐欺ですから完済がありません。言われるままに返済を続けているとどこまで返済を求めてきます。

そしてこれらの業者は希望する融資をすることはありません。

従って付き合っても全くメリットがないのです。

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・銀行口座が凍結される

闇金業者、詐欺業者と付き合うことで一番恐ろしいのがこの銀行口座の凍結です。これは絵空事や脅しているのではなく本当に止まります。自分だけは大丈夫という根拠のない自信を持っている方は警察や銀行に問い合わせて自分のおかれている状況を説明すると頭の中の想像と社会がどれほど異なっているかわかるかと思います。

高利貸も特殊詐欺も用意してくる返済用の口座は犯罪で手にいれた個人口座です。あるいは銀行口座詐欺でだまし取られた口座を高額で仕入れているのです。一説では20万円とも30万円とも言われます。または入金額の15%を利用料金として支払うような販売形態もあるようですが実態はつかめません。

大切なことはこうして犯罪者を通して手に入れられた通称「トバシ」と呼ばれる口座は早い時期に凍結されることになります。それは入金をした被害者が警察に相談をしたり弁護士を介入させることでまず相手のトバシ口座を凍結するからです。そしてここからが問題なのですが、その口座に返済をしていた他の被害者の口座も同時に止まります。

犯罪収益移転防止法と呼称される法律により犯罪者が使っている口座に入金することでその入金者自体も犯罪に加担しているとみなされるからです。昭和時代では高利貸にお金を返済することが当たり前のように映画などで紹介されておりますが今の時代ではどちらも「犯罪関与」なのです。

高利でお金を貸す業者が悪いのは当然ですが、高利貸という犯罪者にお金を渡す人もまた悪いというのが現代社会の見解なのです。

従ってどのような理由を並べても犯罪者、違法行為を行う人物にお金を支払う人物を被害者とは呼ばないのです。これは絶対に忘れないでください。

まれに相談者で

「どうしてもお金がなかったので闇金と知りつつ申し込みをしました」

などと懺悔をするように話をされる方がいらっしゃいますがまさに懺悔ならぬ、自首をしているのと同じなのです。事前に犯罪者と分かって付き合う人を警察は被害者とは呼んでくれません。罪悪感からこのような発言をするのではないかと思われますが警察などからすれば

「分かっているならやるな。分かってやったのだからその責任は取らなければならない」

論調としてこのようになります。この記事を読まれている方に申し上げたいのは生活が苦しかったりどうにもならない状態というのが訪れたとしても犯罪者や犯罪と分かっているところに飛び込まないでください。

どうしようもなくても必ず解決策はどこかにあるはずです。

金銭的に苦しい人のすべてがヤミ金に申し込みをしているわけではありません。そして一時的な苦しみから逃れても待っているのはさらに苦しい現実なのです。

・まとめ

最後になりますが闇金、特殊詐欺に騙されないようにするために知っておきたい知識を改めてまとめてみました。

1. 返済が翌日~10日という短い期間を言ってきたら疑う

2. 返済用の銀行口座が個人口座だったら振り込まず警察に相談する

3. 相手から手数料など先引きでお金が振り込まれたらすぐに警察に相談する

4. 勤務先だけではなく実家や子供の年齢、学校先など執拗に周りの情報を訊いてきたら警戒する

5. おかしいと感じたら絶対に独りで抱え込まずに誰かに相談する

現在はネットが発達したおかげでやるべきことが簡単にわかる世の中になりました。すこしでも不信感がある方は下記までお電話ください。より詳しく状況を知ることができます。

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