年末であわただしくなるこの季節はグレーゾーンと呼ばれるビジネスに警察が捜査を行う月とも言われております。ここ数年は出会い系サイトやロト6予想サイト業者、競馬予想販売会社などに捜査のメスが入った経緯があります。今年はレンタル携帯電話業者と言えるのではないでしょうか。そんな最中、ある情報が飛び込んできました。

広告代理店が闇金捜査を受けてパソコンなどが押収された

当サイトに寄せられた情報ではあるのですが、100%確認が取れたわけではありませんので名前などは一切伏せ、話の内容だけを簡単に速記します。捜査されたのは12月の中旬であると言われており、その広告代理店は闇金業者の広告を取り扱っていたようです。容疑は闇金など違法行為を行っている業者のほう助罪ではないかと言われております。そこそこ大きな広告代理店で業界の人間ならば知っている人も多いという会社であると言われており、売上の大半が闇金業者の集客だと言われているそうです。

昨今の闇金業者はインターネットを通した集客が大半でFAXやリスト営業はあまり流行らないと言われております。

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キャッシング広告バブルに潜んだ闇金サイト

10年ほど前、キャッシング広告は過払い金問題や債務整理問題が表面化する前まで収益率の高い広告としてブロガーやサイト運営者に人気がありました。今でも比較サイトなど細かな業者比較をすることで検索エンジン対策を行い、広告収益を挙げているサイトが数多く存在します。闇金業者はこうしたキャッシング広告バブルの中、隠れるようにひっそりと広告を出していました。

金融比較サイトなどに正規業者と混じって広告を出し見分けがつかない申し込み者に対して金融行為を行っていたのです。しかし、時代と共に大手金融会社が吸収合併され規模が小さくなると掲載基準見直しなどにより闇金が混在することが無くなりました。

大手広告代理店は今でもキャッシング会社の広告を受けておりますが闇金の広告は受けません。違法行為に加担すればほう助罪に問われるからです。また、ノウハウが無い広告代理店も闇金宣伝は扱いませんでした。闇金業者は荒っぽい人が集まっており、いい用に利用されてお金を払ってもらえないと言うことが多発した時期があり商売相手にならないという業界風潮があったからです。

こうした背景から闇金集客を扱う広告代理店は減ってきたのですが、業界全体の広告費が減ったということではありませんでした。

闇金広告を取り扱う広告代理店が限られてきた

取扱いをしない広告代理店が増える一方、業界のシェアを取りに行った代理店もまた存在していたようです。闇金を取り扱う広告代理店は直接闇金とやり取りをする会社と、メディアと呼ばれる広告を貼って広告収益を稼ぐサイト管理者とやり取りをするレップなる会社に分かれていました。今回、パソコンを押収されたのは闇金と直接やりとりをしている企業だと言われております。闇金の捜査を行う過程で集客を担った広告代理店にも矛先を向けたと言うのが大抵の見方です。他のブログでも見かけますが、広告を取り扱うところが無ければ闇金は集客できず衰退していきます。今回警察はこれを地で行ったと言えます。こうした動きにより来年の仕事はじまりは闇金の活動が減少する事が予想されます。

ちなみにこの代理店は今後、闇金広告の取り扱いを停止すると付き合い先の業者に通達したそうです。